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薬膳料理やレース編み
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今日はまた体を冷やす効能と潤す効能の食材だそうです。

薬膳にも四季があって、秋は潤すことが大事とか。
で、夏に熱くなった体の熱を初秋は冷ますということらしい。
なるほどねぇ・・・
もう少し寒くなってきたら、暖める効能の食材になるようです。
それはそれで楽しみだけど、
体質診断では私は熱っぽい体質で、気が停滞してるために内に熱がこもっているらしい。
指先が冷たくなって冷え性だと思っていたけど、
気の停滞をスムーズにしてやれば熱が体に回りますよと言われました。
そうだったのか・・・
ということで、私の体質には熱を冷ます食材が合ってるらしいです。

話が逸れましたが・・・
本日のメニューはセロリと豚肉のワンタン、杏仁豆腐、清熱青汁です。

061021_1609_0001.jpg






















セロリは涼の性質、
甘と苦の風味。
熱を冷まし、潤す効能、血圧降下、利尿、喉の痛み、便秘によい。
慢性下痢症の人は多食しない。

ワンタンの具は豚肉とセロリだけです。
セロリは軽く湯通しして細かいみじん切りにして、
汁気をよーーーく絞っておきます。
包み方はコツがありました。
ここでは説明しにくいけど・・・
ゆでて浮き上がったらおわんによそい、
顆粒の白湯スープの元を適量ふりかけて、
ゆで汁を注ぎます。

セロリのゆで汁も絞り汁も捨てたら駄目。
薬膳は基本的に料理で使ったものは使い切る、というのがセオリーみたいです。
実は前回もユリ根のゆで汁で三徳茶を煎れたのでした。

061021_1620_0001.jpg





















セロリの絞り汁にはセロリの栄養分がつまっているので、
ゆで汁で割って青汁として飲みます。
ワンタンはセロリのにおいも味もほとんどしません。
青汁はにおいはきついけど、ほぼ無味でした。

杏仁豆腐は市販品みたいなのではありません^^;
杏仁(キョウニンと呼びます)は漢方で、甜杏仁と苦杏仁があります。
読んで字のごとく、甜は甘く、苦は苦いです。
今回実習で使った杏仁は両方が混ざった杏仁でした・・・
水にしばらくつけてふやかした杏仁の茶色い渋皮(?)を丁寧に取り除き、
ミルミキサーでとろとろになるまで砕きます。
杏仁豆腐特有のあの香りがします。
これを分量の水で火にかけ、砂糖を加えて、寒天も加えます。
器に分けて冷やし固めます。
ゼラチンでないのは薬膳という観点からで、潤す効能のある寒天を使用。

061021_1635_0001.jpg






















杏仁は温の性質、
苦杏仁は青梅の種の中身と同じでシアンが少しあるので小毒。甜杏仁は無毒。
苦と辛の風味。
肺を潤し、咳を止め、痰を切る。
便通をよくする。

上にかかっているのは、バラの蕾を砕いて蜂蜜につけておいたシロップです。
これも薬膳的効能があります。
バラの花は玫瑰花(マイマイカ)といって、
温の性質、甘と微苦の風味。
胃痛、食欲不振、月経不順、打撲捻挫によい。

お味は・・・
苦杏仁が混ざっているので、少々苦味を感じました。
寒天の量をもう少し減らしてやわらかめでもよかったかな・・・
でも本格的な杏仁豆腐は初めて作ったのでいい経験。

苦杏仁は甜杏仁より効能が強いのだとか。
せき止めにいいということで、
風邪っぴきで咳の止まらなかった私は苦い杏仁豆腐を二皿食べさせられました(笑)
バラシロップを大量にかけて食べたのは言うまでもありません。
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プロフィール
HN:
紅実
性別:
女性
職業:
パート
趣味:
手作り作品
自己紹介:
薬膳と中医学を勉強しています。
ストレス発散にレース編みにチャレンジ。
編み物難しいからかえってストレスになるかもと思いつつ、夢中になれるので・・・
独り言や手作りしたものをアップしていこうと思います。
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