忍者ブログ
薬膳料理やレース編み
[17] [18] [16] [14] [13] [12] [11] [10] [9] [7] [3]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日は八宝飯、薄荷ゼリー、陳皮茶です。
補う効果のあるものですが、段々と温の性質になってきました。

八宝飯が甘くこってりしたものだそうで、そのため今回のデザートはさっぱり清涼系です。
薄荷ゼリーは漢方薬局で買ってきた薄荷を煮出して作ります。
でも、これはミントティーで作っても同じだと思う・・・
作り方は至って簡単。
お茶パックに薄荷を入れて濃いめに煮出して、蜂蜜で甘みをつけてゼラチンと合わせるだけ。
薬膳だからお砂糖じゃなくて蜂蜜でね。

八宝飯には胡桃肉(コトウニク)つまりクルミを使います。
胡桃肉は甘い風味で温の性質です。
かなり熱っぽい体質の人は取ってはいけません。
私は少し熱っぽい体質ですが、今回それほど多い胡桃肉を使うわけではないので食べても平気でした。
あと、汚いですが、泥状~水様便の人も禁忌。
では、作り方(?)
まずは餡を作ります。
洗った小豆をたっぷりの水に一晩つけておくのがいいのですが、学校ではそんな時間はないので早めに洗って水につけておいた小豆を炊飯器におかゆモードでセットします。
このとき、餅米も研いで別の炊飯器でおこわモードで炊いておきます。
061111_1546~0001.jpg
小豆は炊飯器だけでは煮足りないので、講義が1時間終わって実習の時間になったら圧力鍋に移してさらに煮ます。

小豆がすぐにつぶれるくらい柔らかくなったら水気を飛ばすように弱火に変えます。

小豆を潰しながら砂糖を加えていきます。少量の塩を加えて甘みを増します。
(中国方式ではここにラードを大匙2加えます。ただ、しつこくなるので授業では加えませんでした)


ぽってりと木じゃくしからおちなくなるくらいまで炊きあげれば完成です。







餅米は炊きあがったものを少しだけ冷まして使います。
ボールかお椀の内側にラードを塗っておきます。
061111_1602~0001.jpg


そこにドライフルーツや胡桃肉、パンプキンシード、棗(ナツメ)で綺麗な模様になるように並べます。


模様が崩れないように餅ご飯を薄く盛っていきます。














お椀型になったご飯の上に先ほどの餡を盛ります。
061111_1604~0001.jpg









コテコテです・・・











この餡の上にまたご飯で蓋をするように盛りつけます。
そして、15~30分程蒸します。(蒸すのは全ての材料の一体感を出すためで、まとまりがでます)
蒸し上がったものをお皿にひっくり返すと・・・
061111_1636~0002.jpg






こんな感じで綺麗な模様がでます。

(中国ではこれにさらに蜂蜜で作ったくずあんをかけるそうですが、私たちはこのままで・・・)

切ると中身はあんこでいっぱい。









本日のお茶は陳皮茶。
陳皮とは蜜柑の皮ってのは有名ですね。
古いものほど良いから陳という字が使われたのだそうです。
辛・苦の風味で温の性質。
脾や胃の気が滞ったために起こる胸腹張満、食少吐瀉、消化不良。
燥湿化痰の作用があり喘息、多痰にも適する。
温燥に偏するので使用には注意する。
と、なんだか難しそうだけど・・・暖める効果が高いので熱を持ってる人にはダメですよ、乾燥させる効果もあるので乾いた咳の人にも良くないですよ、みたいな感じ?

061111_1640~0001.jpg




今日のメニュー勢揃いです。
薄荷ゼリーにはホイップとミントの葉を飾ってかわいらしく。
八宝飯は切るとこんな感じ。
あんこぎっしりです(笑)







PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
すご~い!
あんこあんこですね!!
すごい、名前は八宝菜みたなのに(笑)
そうそう、ちょっとご相談なのですが…
最近、空セキが止まらなくて…
コホンコホンとまりません(TT;;
あと、風邪引くと喉がいつも痛くなるんですよね~
なんかいい漢方、ないですかね~
ご存知でしたらいいお知恵を拝借いたしたく…
変な御願い、ごめんなさ~い
missing URL 2006/11/13(Mon)19:07:41 編集
難しいのですが、
漢方は本来ならその人の体質を見て「証」を割り出して処方するのです。
西洋医学のようにこの症状にはこの薬といかないのですね。
例えば、風邪ですが、風寒からくる風邪と風熱からくる風邪ではまったく真逆の治療になるのです。
咳も、その人に陰が足りないのか陽が足りないのかで治療が異なってしまいます。
なので漢方を私ごときが勧められないのです・・・
ですが、日本で咳に効く漢方として薬局で買いやすいのは麦門冬湯や小柴胡湯があります。
甘草(カンゾウ)がたしか喉によかったはずで、どちらの漢方にも含まれていたはずです。喉の炎症があるなら甘草の多く含まれたシロップもいいかもしれません。
以前薬膳の記事に書いた杏仁は咳にいいので、気休めでも杏仁豆腐とかデザートに食べるのもいいかも?
あまり参考にならなくてごめんなさい・・・
紅実 2006/11/13(Mon)20:59:42 編集
ありがとうございます~
いや~、結構漢方が体に効くのでとっても嬉しいアドバイス、ありがとうございました♪
そういえば、マニアックな漢方薬局で出された『ギンショウサン』
という薬は効いたな~
ただ、味はゲロゲロに不味かったですが…
missing URL 2006/11/14(Tue)21:03:46 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Clock
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新コメント
[03/25 missing]
[02/05 ヨウコ]
[01/12 missing]
[01/11 ふーこ]
[01/07 ヨウコ]
プロフィール
HN:
紅実
性別:
女性
職業:
パート
趣味:
手作り作品
自己紹介:
薬膳と中医学を勉強しています。
ストレス発散にレース編みにチャレンジ。
編み物難しいからかえってストレスになるかもと思いつつ、夢中になれるので・・・
独り言や手作りしたものをアップしていこうと思います。
バーコード
amazon
気になったらここから
忍者ブログ [PR]