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薬膳料理やレース編み
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今日のメニューは黄耆(オウギ)と鶏肉の旨煮の笹の葉包みご飯、黒胡麻糊、決明子(ケツメイシ)茶。
笹の葉包みなんておいしそう~。
授業の始まる前にご飯を炊飯器にセットして炊いておきます。
水加減は少なめで硬めに炊きます。(おこわっぽく。餅米でもいいかも)

黄耆(オウギ)は気を補う効能と、気のめぐりを良くする効能があるらしい。
甘の風味(実際は木の枝って感じの味だけど)、温の性質。
利尿の作用もある?
最初にお茶パックに黄耆を入れて、水に浸して戻しておきます。
鶏肉を小一口に切り、塩こしょうで下味。
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フライパンに油をひいて鶏肉を焼いてから、醤油、生姜、葱、戻した黄耆をお茶パックのまま加え、
30分くらい煮込みます。










炊けたご飯に煮汁ごと鶏肉を入れてよく混ぜ合わせます。
お茶パックの黄耆はもったいないので、おつまみにでも・・・
笹の葉にちまきのように三角に巻いて、蒸し器で30分くらい蒸します。

胡麻仁(ゴマニン)は甘の風味で平の性質。
滋養肝腎で、肝臓や腎臓が弱ったことから来る白髪やふらつき、目のかすみ、耳鳴りに良い。
腸に潤いを与える。
薬用するには黒胡麻仁を使用。(白は香油として用いられる)

黒胡麻を香りが出るまで炒って、すり鉢でねっとりとなめらかになるまで擂る。
黒米をミルサーで粒が完全になくなるまで粉にする。
この、2つのなめらかさが大事!!
黒胡麻と黒米粉を混ぜながら弱火で煮込みます。
沸騰してから好みの量の砂糖を加えます。(控えめのほうがおいしい)
器に綺麗に注いで(ねっとりしてる)、好みでコーヒーポーションを注ぐ。
061104_1620~0001.jpg






















決明子(ケツメイシ)は清熱明目、つまり熱を清め眼の充血を取る、
便通を良くする効能がある。

決明子を香りが強く出るまで炒って、水から10分くらい(それ以上でも良い)煎じる。

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黄耆と鶏肉の旨煮の笹の葉包みご飯はこんな感じの出来上がり。
めちゃくちゃおいしくて、作ってるときも超いい香りが充満。
学長先生とか、他の先生が今日は何を作ってるの~?おいしそうなにおい~と何度も覗きに来るほど(笑)






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今日は太子参(タイシジン)焼きビーフン、白木耳(シロキクラゲ)のココナッツミルクデザートです。
まだ、どちらかというと体を冷やすタイプの食材で、潤します。
で、補う効能があるということです。

太子参というのは人参の一種と思います・・・
太子参は効能が穏やかで沢山常用できるような比較的安価なものらしいです。
微寒の性質で、甘と微苦の風味。
疲労倦怠感、食欲不振、燥咳少痰、によい。
煮出してエキスを使う他、煮出した後の具(?)も食べます。
はっきり言っておいしくはないです。
土っぽい、木の根っこみたいな味です・・・慣れれば平気かも。
風邪の治りかけにはいいらしいけど、風邪真っ最中には取らないほうがいいと先生が言っていました。
私は治りかけているので沢山取るといいと言われました。

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具材は豚バラと海老です。
塩コショウ片栗粉で下味。
ビーフンはさっとゆでて食べやすい長さに切っておきます。
フライパンで肉と海老を炒め、取り出し、
ビーフンを炒めてから具材と合わせます。
太子参の煮出し液を加え、水分がなくなるまで炒めます。
付け合せはゆでただけのブロッコリーです。

太子参の煮出したエキスの余りはブロッコリーのゆで汁で割って、お茶として飲みました。
写真は忘れました・・・
薄茶色のちょっとにごった液です。
漢方~~~~って感じの味がします(苦笑)

木耳は白を使い、早くから水につけて戻しておきます。
根元の硬い部分は丁寧に取り除いておきます。
木耳は体を潤す効能が高いらしいですが、効能が緩やかに出るタイプなので常食に向くようです。
肌の潤いを守るのにもいいと先生がいうので、女性陣は目がきらーんとしました(笑)
実習は時間が足りないのでめいいっぱいゆでてもなかなかやわらかくなりませんでしたが、
きくらげのかたちがなくなるまでゆでて使うのが中国では一般的らしいです。
とろとろにして、製氷機で小分けに凍らせて一日一個とか食べるといいとか。
なので、本当は時間がたっぷりある時に大量に作り置きするのがいいみたい。

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白木耳は平の性質。
甘の風味。
滋養強壮、養陰潤肺、免疫機能増強、抗放射線作用がある。

木耳が柔らかくなったらココナッツミルクを入れ、
砂糖で味を調えて器に盛ります。
冷蔵庫で冷やして、水で戻した枸杞子を飾ります。

ちょっと歯ごたえがありすぎのきくらげで、先生はもうちょっとやわらかいといいのだけど・・・と言ってました。
でもおいしかった^^
ココナッツが苦手な人ははちみつや砂糖を加えただけでもいいみたい。
最近友達が増えた。
といっても、日本に興味のある外国の友達だ。
つたない英語と日本語が入り交じったあやしい会話だが、
それが楽しい。
経絡経穴学の期末試験・・・
絶対追試験も落ちると思ったけど、先生のヒントでギリギリ合格。
すんません・・・
今日はまた体を冷やす効能と潤す効能の食材だそうです。

薬膳にも四季があって、秋は潤すことが大事とか。
で、夏に熱くなった体の熱を初秋は冷ますということらしい。
なるほどねぇ・・・
もう少し寒くなってきたら、暖める効能の食材になるようです。
それはそれで楽しみだけど、
体質診断では私は熱っぽい体質で、気が停滞してるために内に熱がこもっているらしい。
指先が冷たくなって冷え性だと思っていたけど、
気の停滞をスムーズにしてやれば熱が体に回りますよと言われました。
そうだったのか・・・
ということで、私の体質には熱を冷ます食材が合ってるらしいです。

話が逸れましたが・・・
本日のメニューはセロリと豚肉のワンタン、杏仁豆腐、清熱青汁です。

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セロリは涼の性質、
甘と苦の風味。
熱を冷まし、潤す効能、血圧降下、利尿、喉の痛み、便秘によい。
慢性下痢症の人は多食しない。

ワンタンの具は豚肉とセロリだけです。
セロリは軽く湯通しして細かいみじん切りにして、
汁気をよーーーく絞っておきます。
包み方はコツがありました。
ここでは説明しにくいけど・・・
ゆでて浮き上がったらおわんによそい、
顆粒の白湯スープの元を適量ふりかけて、
ゆで汁を注ぎます。

セロリのゆで汁も絞り汁も捨てたら駄目。
薬膳は基本的に料理で使ったものは使い切る、というのがセオリーみたいです。
実は前回もユリ根のゆで汁で三徳茶を煎れたのでした。

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セロリの絞り汁にはセロリの栄養分がつまっているので、
ゆで汁で割って青汁として飲みます。
ワンタンはセロリのにおいも味もほとんどしません。
青汁はにおいはきついけど、ほぼ無味でした。

杏仁豆腐は市販品みたいなのではありません^^;
杏仁(キョウニンと呼びます)は漢方で、甜杏仁と苦杏仁があります。
読んで字のごとく、甜は甘く、苦は苦いです。
今回実習で使った杏仁は両方が混ざった杏仁でした・・・
水にしばらくつけてふやかした杏仁の茶色い渋皮(?)を丁寧に取り除き、
ミルミキサーでとろとろになるまで砕きます。
杏仁豆腐特有のあの香りがします。
これを分量の水で火にかけ、砂糖を加えて、寒天も加えます。
器に分けて冷やし固めます。
ゼラチンでないのは薬膳という観点からで、潤す効能のある寒天を使用。

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杏仁は温の性質、
苦杏仁は青梅の種の中身と同じでシアンが少しあるので小毒。甜杏仁は無毒。
苦と辛の風味。
肺を潤し、咳を止め、痰を切る。
便通をよくする。

上にかかっているのは、バラの蕾を砕いて蜂蜜につけておいたシロップです。
これも薬膳的効能があります。
バラの花は玫瑰花(マイマイカ)といって、
温の性質、甘と微苦の風味。
胃痛、食欲不振、月経不順、打撲捻挫によい。

お味は・・・
苦杏仁が混ざっているので、少々苦味を感じました。
寒天の量をもう少し減らしてやわらかめでもよかったかな・・・
でも本格的な杏仁豆腐は初めて作ったのでいい経験。

苦杏仁は甜杏仁より効能が強いのだとか。
せき止めにいいということで、
風邪っぴきで咳の止まらなかった私は苦い杏仁豆腐を二皿食べさせられました(笑)
バラシロップを大量にかけて食べたのは言うまでもありません。
今日は10月期からの薬膳基礎講義の1回目。
中医学の基礎と食材の効能の講義をした後、料理実習。
講義を聞いた内容を実習で復習しつつ、というのがわかりやすくて、しかも楽しい。

今日のメニューはくらげの和え物、緑豆とユリ根のぜんざい、三徳茶。
体を少し冷やす効能と潤す効能のある食材だそうです。

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三徳茶は菊花と枸杞子(クコの実)の入った中国緑茶。
苦味が気になる場合は氷砂糖を入れて飲むのだそうだけど、
私は菊花の苦味もおいしいなぁと思ったのでそのまま。
枸杞子で十分素朴な甘みを感じたし・・・

菊花は微寒の性質、
微苦で甘の風味を持つ。
風邪による熱を発散させる、目の充血をとる、高血圧によるめまいやふらつきを緩和する働きがある。

緑豆とユリ根のぜんざいは砂糖控えめでぽっくりした食感。
お芋や栗を食べているような感じかな。
でも栗なんかは体を温める効能の食材だそうで、
薬膳としてはユリ根や緑豆と合わせるのはないんだって。
ちょっと奥が深いな~と一回目にして思った私・・・

くらげの和え物は・・・なんか普通のサラダって感じで面白みはなかった(笑)
具材は塩抜きしたくらげ、キュウリ、レタス、ナツメ。
甘酢風味のドレッシングを作って和える。
でも、ナツメってあんま使わないか~
ナツメはほんのり甘みがある乾燥姫りんごみたいな食感だったかな。
細切りにしたからそう感じたのかも。
もちろん使ったのは砂糖漬けのなつめじゃなくて、ただ乾燥させたなつめ。
中国食品店とかで買えるそう。

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海蜇(くらげ)は潤す効能、
熱による咳や便通をよくする働き。
キュウリと一緒に取るといいらしい。







忍者ブログでアップロードしてある写真を記事に貼り付けるときのプレビュー記事が面白い・・・
人目につかないところであんなお茶目なことするなんて、
冗談のわかる人というか、なんというか。
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プロフィール
HN:
紅実
性別:
女性
職業:
パート
趣味:
手作り作品
自己紹介:
薬膳と中医学を勉強しています。
ストレス発散にレース編みにチャレンジ。
編み物難しいからかえってストレスになるかもと思いつつ、夢中になれるので・・・
独り言や手作りしたものをアップしていこうと思います。
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